チェコ チェスケー・ブジェヨヴィツェの観光・見所について

チェスケー・ブジェヨヴィツェ

チェスケー・ブジェヨヴィツェ

チェスケー・ブジェヨヴィツェとは、南ボヘミア州における最も大きな都市として知られる町です。チェコの南部に位置するこの都市は、政治的にもビジネスの面でも中心になっています。ドイツ読みではベーミッシュ・ブトヴァイスと呼ばれていて、ビールが有名になったことから英語圏ではバッドヴァイズという名で知られています。チェコ東部にあるモラビアの小さな町と混同されることがありますが、こちらは別の町です。
オーストリアにおける大都市のリンツからも75キロの距離にあり、人口はおよそ10万人です。旧市街は新市街より比較的小さめで、はっきりと区別できます。旧市街東部にある中央駅は、500メートルという近さにあります。
この町は、マルシェ川とヴルタヴァ(モルダウ)川の合流する場所になっていて、旧市街は大きな公園と濠とで囲まれているのが特徴で、中心部には見事な広場があり、その周りを美しい教会や古い建築物が密集する形で建てられています。美しい町並みは徒歩で巡ることができるので、のんびりと散策を楽しむことができます。

見どころ

チェスケー・ブジェヨヴィツェの旧市街はコンパクトなため、歩いて簡単に見学することができるのが魅力です。中央部にはプジェミスル・オタカル二世広場があります。ほぼ正方形の広場で、長さがおよそ100メートルの広場沿いには古くからの建物が並んでいます。ここにある建物の下部には、18世紀に造られたアーケードがあり、雨の時でも傘無しで広場を周ることができるようになっています。カフェや雑貨店が並び、そぞろ歩きをするのもおすすめです。
広場の中にはサムソン噴水と呼ばれる噴水があります。この噴水と市庁舎の建物は18世紀に建設されたものですが、バロック様式によって再建が行われた聖ミクラーシュ教会はさらに歴史があり、13世紀頃に建設されました。すぐ近くには黒塔があり、その上に行けばチェスケー・ブジェヨヴィツェの町を一望することができます。
また、ビール醸造所のブドヴァルを見学することができます。ビール醸造に関連する魅力的な内容の展示物が見られるだけではなく、人気のレストランでこの地方の名物料理を満喫することができます。醸造所では、モラヴィア地方で収穫された麦芽とジャテツ産のホップの芳しい香りがいっぱいに漂います。見学コースの中には、ゴシック・ルネサンス様式による丸太小屋もあり、ここでは中世のビール醸造についての展示物から当時をうかがい知ることができます。