チェコ チェスキー・クルムロフの観光・見所について

チェスキー・クルムロフ

チェスキー・クルムロフ

チェコには世界遺産が11ありますが、その中でも圧倒的な人気があるのが別名「世界で美しい街」と呼ばれるチェスキー・クルムロフです。
チェコの首都プラハからは日帰りツアーや直行バス、電車などで訪れることができます。バスでは約3時間、電車では4時間(乗り継ぎあり)が目安です。チェコの母なる川モルダウ川(現地の言葉ではヴァルタヴァ川)に沿って建つ小さな街です。クロムクフは「川の湾曲部の湿地帯」を示す言葉で、その名の通りS字型に大きく湾曲した川が特徴的です。
白い壁とオレンジの屋根で統一された街並みは、16世紀ルネサンス期に手工芸と交易で栄えた時代のままですが、一時はドイツ系住民を追放する運動が起きたために荒廃した時代もありました。また、チェコの共産主義化によって、中世の街並みが「封建時代の古臭い遺物」として放置されましたが、プラハの春以降歴史的価値が再認識され急速に修復が進み、1992年に世界文化遺産に登録されました。

チェスキー・クルムロフ1 チェスキー・クルムロフ2

見どころ

【チェスキー・クロムクフ城】石垣のように見える壁が実は石垣ではなく、ただの壁に石垣風のだまし絵を描いたものであったり、平面を立体的に見せることでさらに部屋があるように見せたりと、城のそこかしこにカラクリがあります。これはこの地方に独特のスグラヴィータというルネサンス期に流行した様式で、財政難に悩んだ末、城をより豪華により広く見せるための苦肉の策であったと言われます。ボヘミア地方ではプラハ城についで大きな城で、街で一番高い建物である塔の上から見るチェスキー・クルムロフの旧市街と周りを取り囲む緑の大地の見晴らしが美しい城です。塔内部へはガイド付きのツアーの申し込みが必要ですが城内の出入りは無料です。城内で飼っているクマが名物となっています。
【地域博物館】クリーム色の壁が印象的なボヘミア地方で一般市民が使ってきた生活雑貨を展示する博物館です。博物館の横には広場があり、チェスキー・クルムロフ城を対岸から見るベストスポットとなっています。
【聖ヴィート教会】地域博物館の広場からほど近い六角形の塔が目印の教会。クルムロフ城と川を挟んだ対岸の小高い丘に建っています。15世紀に描かれた美しいフレスコ画が鑑賞できます。
【五弁のバラの祭典】6月の夏至の日の週末に開催されるイベントで、多くの祭りやイベントが開かれるチェスキー・クルムロフでも最も有名なお祭りです。地元の住民や各地から訪れる参加者が中世の衣装に着替え、町全体も中世の街並みに模様替えされます。民族舞踊や演劇が街の至るところで開催され、タイムスリップしたような雰囲気を味わえます。

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プラハ発 チェスキー・クルムロフ行き路線バス(片道)

プラハとチェスキー・クルムロフを結ぶ路線バスです。

1名様あたり料金

13.00EUR (2,182円)~

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