イタリア ウフィッツィ美術館の観光・見所について

ウフィッツィ美術館

ウフィッツィ美術館

ウフィッツィ美術館はイタリアのフィレンツェにある美術館です。開館されたのは1769年で、古くは1591年頃より部分的に公開がされていたなどヨーロッパの中でも最古の近代美術館とされています。
ウフィッツィ美術館はもとは1580年に建てられた行政機関の事務所でしたが、1591年頃より行政機関の一部分に施された装飾や美術品を公開したのが美術館としての始まりとなっています。後にトスカーナ政府やメディチ家の手の元で完全に美術館へと変貌を遂げていきます。
ウフィッツィ美術館に収蔵されているものの多くはルネサンス期に政治や経済活動で財を成したメディチ家が管理していたもので、その数は2500以上にも及びます。また、当時、圧倒的な財力と権力を持っていたメディチ家だからこそ収集する事が出来た著名な芸術家の作品が多く揃っているというのも特徴です。その中にはヴィーナスの誕生やプリマヴェーラなどの作品で知られるボッティチェリや最後の晩餐やモナリザで知られるレオナルド・ダ・ヴィンチ、更には彫刻家として知られるミケランジェロや聖母の絵で知られるラファエロなどの作品もラインナップされています。その規模、作品のクオリティからイタリア国内最大の美術館として位置づけられ、国内外から多くの観光客や美術家が訪れます。正に、イタリア旅行、フィレンツェ観光では欠かす事の出来ない美術館です。
場所はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅が最寄となっています。

ウフィッツィ美術館1

見どころ

ウフィッツィ美術館はイタリア、フィレンツェ観光でまず外す事の出来ないスポットです。綺麗な街並みが有名なフィレンツェですが、そのフィレンツェ市外からもアクセスがしやすいので市内観光とセットで楽しむ事が出来ます。
このウフィッツィ美術館の館内は2階および3階部分が美術館スペースとなっており、2階ではデッサン、版画、3階では主に油絵の作品が展示されています。展示室は40以上となっており、それぞれ、モチーフや作家などに応じて作り込まれています。
館内には多くの見どころがありますが、最大の魅力とも言えるのが、収蔵されている作品のクオリティの高さです。誰しもが一度は聞いたことがあるルネサンス時代の芸術家の作品が多くとり揃っています。レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知やボッティチェリのヴィーナスの誕生、プリマヴェーラは日本の歴史の教科書などにも多く登場している作品となっています。館内にはそれら著名な作品を始めとして2500以上の作品が揃っているので、一日かけても回りきることが出来ない程の規模感となっています。
絵画や展示室以外も見どころは多く、展示室と展示室をつなぐ通路にも日本では珍しいルネサンス様式の内装が施されていたり、彫刻が置かれていたりしています。正に見渡す限りすべてが美術品と言った美術館の中の美術館と言えます。館内にはお土産を販売するスペースも展開されているので、美術館で扱われている絵画のポストカードやパンフレットなどを購入する事も出来ます。