【2021年イタリア】フィレンツェのカーニバル時期ならではのお菓子をご紹介! みゅうローマ みゅうベネチア ブログ記事ページ

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    【2021年イタリア】フィレンツェのカーニバル時期ならではのお菓子をご紹介!


    2021-02-11

  • こんにちは!フィレンツェの食べること大好きなガイドの岩本です。

     

     

    カーニバル(謝肉祭)の時期です。

     

     

    華やかな仮面をつけた、仮装のお祭りみたいに思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、キリスト教の宗教行事の一つなんです。

     

     

    カーニバルという言葉は、 carne(肉)levare(取る)という二つの単語からできてます。

     

     

    肉断ちをするという意味で、日本では謝肉祭と訳されてます。

     

    キリストが復活される前に四旬節(40日間)という生活を質素にしたり禁欲したりして心身を清める浄化期間の前に、身分や性別、素性を隠すために仮面をつけて、みんなでドンチャン無礼講を楽しんでしまおうという趣向です。

     

    2021年のカーニバルは1月30日から2月16日までです。

     

     

    ここフィレンツェの、カーニバル時期ならではのお菓子をご紹介しましょう。

     

     

     

     スキアッチャータ・アッラ・フィオレンティーナ

    (Schiacciata alla Fiorentina

     

     

    本来はカーニバル最後の日に食べるスポンジケーキの一種ですが、最近はカーニバル中はどこのバールでも楽しめます。

     

    フィレンツェの紋章が粉砂糖か粉ココアで配われて(あしらわれて)います。

     

     

    この紋章の切り抜き型、今回は自家製です!

     

     

     

    チェンチ(Cenci )

     

    イタリア中で作られている薄いサクサクした揚げ菓子です。

     

    トスカーナではチェンチ(Cenci)と呼ばれ、地域で呼び名が変わります。

    ブジエ(Bugie)、フラッペ(Frappe)、キアッケレ(Chiacchere)、ガラーニ(Galani)、等々約30以上の呼び名があるんですよ。

     

    大事なのは2mm以下の薄さに伸ばして揚げること!

     

    口の中でほろほろと溶けていき、ついもう一枚もう一枚と手が伸びてしまいます。

     

    ちなみにチェンチ(cenci)の意味はボロ切れという意味で、そう言われたら使い古しの穴あき擦り切れ布のような見かけですね。

     

    二つともシンプルな材料なのでおうちでもよく作ります。

     

    この日曜日の親戚の家でみんなで作って食べました。

     

    でもバールやパン屋さんでも量り売りで召し上がることができるんですよ。

     

    これらのお菓子のお供にはヴィンサント(vinsanto)という4年以上熟成させる甘口デザートワインがピッタリです。

     

     

    カーニバルの時に皆さんがトスカーナにいらしたら、是非お試しくださいね!


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