ミシュラン・レストランのソムリエと行く シャンパンセラーを巡る旅 参加レポートその① みゅうパリ ブログ記事ページ

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    ミシュラン・レストランのソムリエと行く シャンパンセラーを巡る旅 参加レポートその①


    2015-03-16

  • ソムリエと行く シャンパンセラーを巡る旅 参加してきました!

    合計で10杯以上もシャンパンを試飲して、大満足!

    あらゆる場所で、シャンパンボトルの「ポン」というあける音が鳴り響き、大興奮。

     

    解説者、ソムリエの北山さんの解説もさすがでした。

     

    本日はレポートその①です。

     

    一件目:今話題のシャンパンの作り手、アンリ・ジロー。

    漫画『神の雫』の33巻にも出てきている注目の作り手です。

    今回セラー紹介してくれたのは、営業責任者のセバスチャン・ルゴルベさん。

    到着したら、「まずは、私たちのシャンパンで歓迎の乾杯をしましょう」と早速試飲。

    飲んだのは、エスプリ。神の雫に出てきたのと同じです!

    試飲をしながら、アンリ・ジローがどれだけシャンパンつくりにこだわっているかを説明してくれました。もちろんガイドさんが通訳してくれます。

    その後、醸造所見学がつづきます。

     

    醸造所見学中、アンリ・ジローのこだわりが炸裂。

    アンリ・ジローのこだわりとは、ずばり「樽」です。

    ワインは、ぶどうを搾ってジュースにします。その後、ステンレス製、あるいはコンクリート製のタンクに入れて発酵させますが、アンリ・ジローは、一部のシャンパンに関しては、すべて樽で発酵、熟成を行います。

    樽の材料である、オーク材にもこだわります。

    彼は、地元にあるアルゴンヌの森で取れたオーク材しか使いません。

    しかも、アルゴンヌの森の中でどのようなオーク材が取れるのかも、詳細にデータを取って区画ごとにその性質を把握しているといいます。

    「ぶどう収穫の1ヶ月前から、すべてのぶどう畑を回って、そこでどのようなぶどうが取れるのか把握します。どれくらいの完熟度で、どれくらいの酸味で、どれくらいの塩分があるぶどうがとれるのか、ということをね。それぞれの畑で取れるぶどうは、それぞれの個性をもっている。だから、今度は、その個性に合わせて樽を選ぶんだ。アルゴンヌの森の、あの区画の樽をいくつ、あの区画の樽をいくつとね。」

    それぞれの個性をもったぶどうを、それぞれの個性を持った樽で熟成する。そうすれば、個々のぶどうの欠点が消えて、長所が伸びる。その手間を惜しまないのが、アンリ・ジローのやり方なんだそうです。

     

    樽が違えば、味が変わる、それを証明しましょうと、

    同じぶどうジュースを、異なる場所で取れたオーク材の樽で発酵させた、シャンパンになる前のワインを飲ませてもらいました。

    驚くことに、まったく違いました。

     

    たった3kmはなれた場所で取れたオーク材なのに、これほど味に違いが出るのですね。

     

    熟成樽の大切さを理解した後は、本格的な試飲に入ります。そう、これは序章に過ぎません。

     

    まずは、HOMMAGE

    そして、MULTI VINTAGE !

    コルクに特徴がありますが、コルクをとめている金具には、アンリ・ジローの刻印も!

    「これは、私たちと私たちのシャンパンとの結婚指輪のようなものなんだ」とセバスチャン・ルゴルベさん。

     

    天才肌の醸造家。個性を持ったぶどうを、個性を持った樽で伸ばす、アンリ・ジローのシャンパン。堪能しました。多くの方が、お買い上げ。

    さあ、まだツアーは始まったばかり。

    続く

     


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