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    ドイツの白アスパラガス


    2015-06-18

  • 最近日本でもやっとちらほらと北海道産などの白アスパラガスをスーパーで見かけるようになりましたし、イタリアンやフレンチなどのレストランに行くと、白アスパラガスを使った料理も食べられるようになりましたが、それでもまだまだ一般家庭で白アスパラガスを調理して食べるという習慣はありませんよね。。
     
    こちらでも白アスパラガスの話をすると、それってあの瓶詰めになってるやつですか?と言われることがあります。
     
    この時期、ヨーロッパ各地で見られる白アスパラガスですが、ドイツの白アスパラガスはとても有名です。2013年度のドイツのアスパラ栽培面積は、約2万4千ヘクタール以上、屋久島の半分くらいの面積があります。約11万4千トンが収穫され、世界で第4位、ヨーロッパでは第1位の生産量を誇っており、ドイツ連邦統計局によるとアスパラガスは国内で
    最も広い面積で栽培されている野菜となります。ドイツの中でも多く栽培している州はニーダーザクセン州、ノルトラインヴェストファーレン州、ブランデンブルク州です。
     
    白アスパラガスは、形や太さによって分別され、値段も異なります。
    白アスパラガスの色、形、先端がどういう状態か、また直径、長さにより料金が決まります。クラス・エクストラになりますと、形はまっすぐ、先の部分が固くしっかり閉じている、直径16-26mm、長さは22cm以内と細かく定められています。
     
    このアスパラガスですが、その年の天候にも左右されますが、4月終わりから6月24日(Johannistag)まで収穫されます。
     
    収穫の最終日が決まってるなんて面白いですよね。
    これは、来シーズンまでに白アスパラガス株を十分休ませ、土の中でアスパラガスが新しい茎を成長させる力を蓄える為だそうです。因みにアスパラガスの株は寿命10年と言われており、寿命を過ぎると茎が徐々に細くなって品質を保てないので、新しい株を植え替えることが必要だそうです。
     
    さて、薀蓄はこれくらいにして。。
     
    白アスパラガス料理ですが、アスパラガスクリームスープやサラダの中、またその他工夫を凝らした前菜になることも多いですが、メイン料理として食べます。アスパラガスをメインで食べるなんて、日本人としてはあまり想像つかないと思うのですが、この写真のように茹でた白アスパラガスに生ハム、普通のハムを添えつけに、バターソースやオランデーズソース(バターとレモン果汁に卵黄を使用して乳化させたソース)をかけることが一般的です。豪華な添えつけになるとスモークサーモン、カツレツ、フィッシュのソテー、子牛やビーフステーキなども
    あり、白アスパラガスと合わせてお食事頂けます。
     
     
     
     
     
     
    白アスパラガス料理は、ドイツ人も毎年楽しみにしている季節料理であり、日本人の方々にも食べた方は皆さん想像とは全然違ってとても美味しい~と言われ、大好評です。
     
    ステキな高級レストランになると、白アスパラガスも更に変化し、見た目にも美しく工夫を凝らした
    シェフの創作料理を楽しむことができます。
     
     
     
     
    そしてこんなチョコレートなんかも売ってます!
     
    ドイツにお越しの際は是非試してみてください!

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