-
かつてローマ人たちが様々な資源をローマ本国へ送るための交易ルートとして使用し、その主な資源が銀だったため“銀の道”と名づけ、道筋に都市を発展させていきました。その中の一つ、今回はエクストレマドゥーラ州・カセレスをご紹介します。
城壁に囲まれた旧市街は、1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。
路地を抜けるとマジョール広場にでました。
マジョール広場に面した城壁に上ってみると、以外と高い!
ここから見えるのは、旧市街の中側。
遠くに教会が見えます、中世の街がそのまま残っています。
反対側を見ると、遠くには新市街地が広がっています。
建物が全体的に茶色かかっているのは、この土地でとれる土の特徴でしょうか・・
苔が古い建物に趣を与えています。
門をくぐり旧市街の中へ入ると イスラム特有の街並みである迷路のような小さな路地がたくさんあります。
どの道を歩いても、石畳の素敵な中世の街なみが両サイドに、道で奏でるバイオリンの音楽を聞きながら歩いていると大聖堂がある広場に出ました。13世紀にはイスラム支配から再びキリスト教国に復活し、街にはマリア像や教会がいくつもあります。
“銀の道”沿いは美食の街としても有名です。
北は、ヒホン(アストゥリアス)南はカディス(アンダルシア)まで。“銀の道”は様々な美味しものがいっぱいあります。
カセレスのあるエクストレマドゥーラ州は、緑が多く、オリーブ畑もいっぱいあります。また、有名なハモン・イベリコ・ベジョータの産地です。
牛肉のカルパッチョ。牛肉とオリーブオイルの色がお皿に映えてとても綺麗。
これも地元でとれた新鮮な牛肉と自慢のオリーブオイルです。
前菜にイカのお料理を注文してみました。銀の道を通って北の海から届いたのでしょうか・・
地元の牛。柔らかくてとっても美味しい☆彡
そして、やっぱりこれ!イベリコ豚のフィレステーキ!
ハモンも美味しいけど、ステーキも美味!塩・こしょうだけでもいいですが、今回はキノコのソースを選んでみました。
スペインは北から南まで本当に美味しいものばかりです。やはり強い太陽が食物を美味しくさせているのでしょうか。
感謝して頂きます~
お腹もいっぱいになり、また散歩をしていると、素敵な建物がありました。
全体的に茶色っぽい、カセレスの旧市街でしたが、この緑の建物は相当目を引きました。
それに雲と太陽が合わさって、神秘的でした。
これから徐々に“銀の道”沿いにある、街と美味しい食べ物をご紹介して行きたいと思っています。
第1回目は、個人的に大注目のエクストレマドゥーラをご紹介しました。
これからも何かの機会でエクストレマドゥーラの魅力も合わせてお伝えして行きます!
toyboo
銀の道① ~カセレス(エクストレマドゥーラ州)~
2014-07-06
最新記事